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須山公美子
シンガーソングライター・シャンソン歌手

中学生の頃、小遣いを溜めて買ったナナ・ムスクーリのアルバムは、A面1曲目が「ある愛の歌」で、最後が「シェルブールの雨傘」だった。どちらも美しいメロディーだが、「シェルブールの雨傘」より、「ある愛の詩」のほうが歌うのが難しい。「シェルブールの雨傘」は聴いた感じより歌いやすく、「ある愛の詩」は、いかにも難しい感じはないのに、跳躍が多くて何だか音が取りづらい。メロ途中から歌うとか、至難である。 「白い恋人たち」は、息継ぎの場所がない。なので、日本では1拍増えてボサノバになった。口ずさみたくなる美しいメロディーなのに、ちゃんと歌おうとすると、何気に壁がある。ミシェル・ルグランは、難しい曲は聴くだに難しい感じだが、フランシス・レイの曲はメロディーの美しさに難しさが埋れる。映画音楽を書くひとは、キーボードだからな。キーボードは、息継ぎも跳躍も関係ないもんなと思いながら、それでも歌いたくなるのよね、困ったものだわ。


Francis Lai Orchestra
Japan Tour 2023
「Francis Lai Story」

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