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牧村憲一 
(音楽プロデューサー)

渋谷は映画の町だった。宮益坂下に行けばいくつかの映画館があった。ロードショーから名画座に移ると、入場料が下がる。そんな名画座は洋画の宝庫だった。僕にとってはヨーロッパで作られた映画は宝物のような存在だった。

あの日、映画館を出た時のことはまだ覚えている。ストーリーも映像も、音楽も、それまでになかったものだった。その映画のタイトルは『男と女』。
クロード・ルルーシュ、フランシス・レイ、ピエール・バルーの、友情溢るるチーム・プレイは『白い恋人たち』で決定的になった。

後に友人になったピエール・バルーに聞いたことがある。どうしたらあんなに映像と音楽が寄り添うことが出来るのかと。ピエールは笑いながら答えた。音楽を流しながら撮影したからだと。

ルルーシュの作る初期の映画は、ピエールの詩と、フランシス・レイのメロディーで成り立っていた。そしてフランシス・レイは、アメリカ映画界にとっても必要な映画音楽作家となる。まさに映画が最高の娯楽だった時代の話だ。


Francis Lai Orchestra
Japan Tour 2023
「Francis Lai Story」

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